旅の日記

メキシコ・グアナファト編(1999年12月14〜18日)

1999年12月14日(火) グアナファト到着(Historic town of Guanajuato)

 昨夜は遅かったので眠いが、えいやっと気合で起きて出発の仕度をする。最後にホテルの前の自由市場へ行って中島さんにお別れのご挨拶。何から何まですっかりお世話になっちゃって、ありがとうございます。いつまでもお元気で、商売繁盛が続きますように。
 グアダラハラの街から抜け出す途中、追突の現場を見てしまった。貧しそうな家族の乗ったオンボロのピックアップが、駐車場に入ろうとしたピッカピッカの車に追突した。追突された車の運転手が出てきて、「あんた、やっちゃたねえ」みたいな感じでオンボロ車の運転手に話しかけていた。ああ、彼らの運命はいかに。
 そういえば昨日、ものすごいトレーラーを見た。ケーブルがショートしているのか、むき出しのバッテリーから凄い勢いで火花を飛んでおり、その火花が全部下の巨大なガソリンタンクに降りかかっていた。それを見た車は、みんなそのトレーラーから距離を取っていた。
もしあれでガソリンに引火したら、それこそエンド・オブ・デイズだ。
 街を出たあとは、高速道路で一路グアナファトへ。相変わらずよく整備された道路だが、いかんせん高い。メキシコの物価に慣れてきた身には、かなり割高に感じる。グアナファトまではバスで5時間ほどと聞いていたが、バイクで飛ばしたら3時間半ほどで着いた。
 グアナファトはその全体が世界遺産に指定されている町。スペイン統治時代の古い町並みがそのまま保存されていて、まるでひとつの大きな要塞みたい。特に感動したのが、昔の地下水道が道路として今も使われていて、石畳のトンネル道路が町の下に縦横無尽に走っていること。まるでお城の中をバイクで走っているみたいで、ルパン三世の「カリオストロの城」を思い出した。メキシコ通がみんな絶賛するグアナファト。なるほどねー。
 まずはホテル探し、と町の中心へ。何軒か安宿を訪ねるが、グアナファトの中心地は道が狭く、駐車場がある所が無い。建物の中に置かせてくれ、と交渉するが、軒並み断られた。最後に行った、イダルゴ市場の前のホテル「グラナディタス」だけがフロントの奥に置いてもいい、と言ってくれた。しかも一泊100ペソ、即決定。ホテルの中にバイクを入れるのに階段一段分の段差があり、またシャワーは水を出してから10分ほど待たないとお湯にならず、そしてイダルゴ市場の前で行われる野外コンサートの大音響は深夜まで聞こえてくるが、値段を考えるといいホテルだ。

本日の走行距離    282.5キロ(計15513.4キロ)

出費              22N$ 昼食(タコス)
                8.5N$ プリン、チーズケーキ
                211N$ 高速料金
                 91N$ ガス
                200N$ 宿代(二泊分)
                 26N$ コーヒー、ホットチョコレート
計            558.5N$

宿泊           Hotel Granaditas

「久美子の言わせて!」
おとぎ話の国、グアナファトに到着。いろんな人のお勧めの訳がわかる。こりゃいいわ。町全体がユネスコの世界文化遺産として保護・管理されているそうだ。今日はホテル探しで活躍!やっとホテルで宿泊の交渉するぐらいは話せるようになった。私達の一番の問題はバイクの駐車場。いくら安くてもバイクが置けなくてはダメなので、その事でいつも苦労する。何軒かまわったが「バイク?そんなのは外、外。ぐるっとまわったところに停めときゃ大丈夫だよ」と言われた。おなかも減ったし、トイレにも行きたいし、これでだめだったら最初の150ぺソのところで我慢するかといい、グラナディタスというホテルのフロントのおばさんに聞いたら「一泊100ペソ。バイク?ここに駐車していいよ」。やったー。とりあえず部屋を見せてくれと頼むと男の子(6、7才位)が案内してくれ、部屋を拝見。「熱い水は出るんかい?」と聞くと「うん」と答えた。どうだかなぁ。まあいいかということで、やっとこさホテルをGET!大きいバイクなので、停める所でいつも苦労するの話。



1999年12月15日(水) ミイラとご対面(Meeting the Mummies)

 今日からグアナファト観光を本格的に開始する。まずは「口づけの小道」と呼ばれる、向かい合った家のベランダからキスができるほど狭い路地を歩く。結構坂の多い町で、標高も2000メートルあるので疲れる。
 そしてバスに乗って名物の「ミイラ博物館」へ。ここには大人から赤ん坊までの、100体以上のミイラが展示されている。この一帯では土壌が乾燥しているため、普通に土葬しても遺体が腐らずにミイラになるらしい。ここに展示されているミイラはてっきり古いものばかりと思ったら、中にはゴムの入ったパンツをはいているミイラや、スニーカーみたいなクツをはいたミイラもある。あげくの果てには、展示されているミイラが埋葬された時の写真(モノクロだったが)が貼ってあった。おいおい、本人たちの許可は取ってあるんかい。俺だったらいやだな。ちゃんと土に帰して。
 宿に帰って昼寝したあと、インターネットカフェへ行ってホームページの更新とメールの送受信を行った。町にカフェは4軒ほどあるが、聞いた回った3軒のうち、唯一「GOG Computo」というウインドウズ95マシンが2台しかないカフェが電話回線とIDを貸してくれて直接自分のPCを繋がせてくれた。最初に接続しようと思ったとき、何度やっても回線が応答しなかった。おかしいと思って線をたどると、線は電話機に繋がっていてその先は何も無かった。こりゃ応答するはずない。カフェのおばちゃんに言うと、腹を抱えて笑いながら使える線を貸してくれた。
 夜は町を散策に。町全体がライトアップされ、とってもムーディ。いやー、女のコを口説くには最高の町です。クリスマスに表参道に行っている場合じゃないです。一大観光地のため、警察も意地になって仕事しているので治安もまったく問題なし。たまにマシンガンを持った警察官がいるのが頼もしい反面、ちょっと物々しいですが。
 夕食の後はホテルの目の前のバール(バー)に挑戦。私たちが腹が減っているのと勘違いしたのか、マスターが常連の客を使いに出してタコスやトスタダスを用意してくれた。腹は一杯だったので苦しかったが、それをつまみにビールやテキーラを飲んだ。地元のオヤジどもは塩をなめながら飲んでいた。男らしい〜。途中いろんな客が出入りして面白かった。中でも凄かったのは、インド映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」の主人公みたいなオヤジが店にやってきてすぐトイレに入り、悦楽の雄叫びを上げていた。よほど我慢していたのね。マスターが「あいつは女好きだから気をつけろ」と言ったが、それを言う時に小指を立てたのが面白かった。女性を表現するときに小指を立てるのは万国共通なのね。こうしてグアナファトの夜は更けていったのだった。

本日の走行距離        0キロ(計15513.4キロ)

出費              35N$ 朝食(パンとコーヒー)
                  4N$ バス
                 36N$ ミイラ博物館
                 75N$ 絵葉書
                 30N$ インターネットカフェ
                 54N$ 昼食(タコス)
                 60N$ 夕食(変な定食)
                100N$ バール
計              394N$

宿泊           Hotel Granaditas
インターネットカフェ  GOG Computo(ダイヤルアップ接続可能、一時間20ペソ)



「久美子の言わせて!」
ホテルの近くに「ビール6ペソ」という張り紙が貼ってあるバーを見つけた。ほんとかなぁ。とかいっちゃって、入ったらぼったくったりするんじゃないの?(以前にカズはロンドンでぼったくられ経験あり)と期待と不安を抱きバーへ突入!よくカウボーイが入る酒場のような木の押したら戻ってくる扉を押しそろりと中へ入った。カウンターにいたおやじたちが一斉にこちらに振り向き大歓迎。とりあえずビールを注文。みんなで乾杯!おやじたちが椅子を持ってきてくれた。やさしいなぁ。でもまだ油断しちゃあ、あかん。と警戒。だが酒好きの私達はどんどん酒を注文。えーっと次はテキーラ。とアグレッシブに強い酒を飲む。レモン&オレンジをちゅうちゅうしながらテキーラ。私も随分、大人になったなあ。そうとうご機嫌なオヤジがあれやこれや私達の世話をしてくれた。12時近くなり店閉いで、マスター(こいつも相当飲んでいた)がドアを閉めだした。あれっ脱出不可能か。やられた。と思ったらさっきのご機嫌なおやじが「あなた達はもうかえんなさい。けんかするから」と意味がよくわからなかったけど、ともかく店を出たほうがいいんじゃ。というので会計をした。金額は100ペソだった。テキーラを飲み、好意で買ってきてくれたタコスをいただき、それでも100ペソって。たしかにこっちの人では高いかもしれないが、1000円ちょっとで飲めれば大満足でしょ。
ホテルへ帰ると入り口にカギが掛かっていた。締め出しか?門限?聞いてないよお。どんどんと叩き、なんとか入れてもらった。部屋へ帰るとカズはもう寝る、と言ってさっさと寝てしまった。ふと振り向くとカズが手を組んで寝ていた。最初は神様に懺悔かぁ?なんて思ったが、いやいやあれは今日見たミイラに似ている。私ってやっぱりデビル?しーっしっし。




1999年12月16日(木) 町をブラブラする(Waliking the town)

 メキシコの安宿のチェックアウト時間は遅い。バハでもグアダラハラでも、ここグアナファトでも12時だ。おかげで夜型になってしまった。今朝も11時ごろに起きてパン屋でパンを買い、カフェへ持ちこんで遅い朝食。
 その後、町をブラブラ歩く。石畳の凸凹した歩道はとても狭いが、町自体が小さいのですぐにいろんなところに行ける。古い倉庫みたいな大きな建物の中に人が大勢入っていくので、何かいな、とついて行くと、中は近代的なスーパーだった。世界遺産に指定されている町ですものね、スーパーを一軒つくるのも大変だ。
 午後は洗濯をしたり、絵葉書を書いたり。夕食はカフェで奮発してステーキを食ったが、値段の割にはボリュームが無くて筋ばっかりだった。大人しくメキシコ料理を食べてれば良かった。ただ、カフェの近くの服屋で小さな麻袋を買えたのが嬉しい。今までどこに行くにもタンクバックで、いかにも貴重品が入っていまーす、って感じだったので、ちょっとした袋が欲しかったのだ。
 それにしても、グアナファトは何ていい町なんだろう。住んでもいいと思う今日この頃。

本日の走行距離        0キロ(計15513.4キロ)

出費             200N$ 宿代(二泊分)
                6.5N$ パン
                 33N$ カフェでコーヒー
                120N$ 絵葉書
                 17N$ 工具を入れるタッパー、コーラ
                155N$ 夕食(イマイチなステーキ)
                 24N$ 水、スナック
                 50N$ 麻袋、ネズミの形の小銭入れ
計            605.5N$

宿泊           Hotel Granaditas



1999年12月17日(金) 町を見下ろす(Watching down the town)

 昨夜も深夜まで絵葉書を書いたりしていたので、今朝も遅起き。タコス屋で朝食兼昼食を食べ、ピピラ記念像を見に行く。
 ピピラはメキシコ独立戦争時代の坑夫で、ここグアナファトで政府軍に対して決死の突撃をかけた英雄だそうだ。その像は町を一望できる高い丘の上に立っており、普通はバスか何かで登るそうなのだが、ケチって歩いて登る。
 丘を登る道は狭い路地で、所々で下水の工事が行われおり登りづらかった。途中からは急な階段が続き、富士山登山を思い出した。わずか15分ほどの登りだったが、標高が高いのと運動不足で息がきれた。
 丘の上につくと10メートルほどのピピラがデーンと立っており、グアナファトの町が良く見えた。バイクで走ってきたときには気づかなかったが、町は結構険しい山々に囲まれていた。こうして見ると本当に町は良く保存されていて、近代的な建物は一切ない。たまに古い建物の上にパラボラアンテナが立っていたりするが。像のまわりには土産物屋が何軒か集まっており、久美子が銀細工のアクセサリー(本当の銀かどうかとても怪しい金額)を買った。
 町へ戻りインターネットカフェへ行くと、金曜の午後なのに閉まっていた。自分のPCでダイヤルアップできるのはここだけなので、仕方なく明日の出発前に延期。宿へ帰り、またもや昼寝する。
 暗くなってから起き、屋台のハンバーガー屋で腹ごしらえしてから、例のバーへ。今夜は客が多く、この前みたいな内輪飲みみたいなノリがなかったのが残念だが、一本60円のビールを二本づつ飲む。40分ほど居て心地よく酔い、そんで240円くらいだからたまりません。こんなんで儲けがでるのか?と前回は心配したが、同じビールが近くのスーパーで一本30円ほどで売っていて、変に安心した。
 宿に帰ったら、眠くなった。明日の朝インターネットカフェに行ってから出発、というのがとてもハードに思えてきた。よし、明日はもう一泊して午後は温泉へ行こう、と決める和広であった。
 ちなみにバイクのカルネを取得する際にJAFに提出した旅行計画書によると、12月17日はペルーにいることになっている。アハハハ、笑ってごまかせ。

本日の走行距離        0キロ(計15513.4キロ)

出費              45N$ 昼食(タコス)
              494.5N$ 切手代
                 20N$ 夕食(ハンバーガー)
                 24N$ ビール
                 40N$ 夜食(ホットケーキとフルーツ)
計            623.5N$

宿泊           Hotel Granaditas



1999年12月18日(土) 無駄に走る(Ride around Guanajuato)

 朝、昨日のインターネットカフェへ行って見るが、こともあろうに今日も閉まっていた。早くもクリスマス休暇だろうか。これじゃ延泊した意味が無い。仕方ないので、LAN接続はできるといっていた別のインターネットカフェへ行って接続する。ここCAMBALというインターネットカフェはマシンが6台ほど並んでいて、部屋もキレイ。今回はメールの送受信もできた。なんだ、始めからここでも良かったじゃん。
 午後から温泉を目指すが、その前に久美子が昨日ピピラ像のところで買った銀細工を取り替えたいというので、買った土産物屋に寄る。久美子を待っている間バイクのところにいると、一台のBMWがやってきた。MSRのジャケットを着込んだライダーは結構なオヤジで、地元でパン屋をやっているという。そのDRは800か、でかいなあ、というので、いいや、アンタのBMWにゃかなわん、と答えたら、まんざらでもない様子で笑みを浮かべていた。オヤジは明日の朝、一緒に走ろうという。明日はグアナファトを後にする、と言ったら、じゃあ明日息子と一緒に途中までつきあうよ、と言ってくれた。オヤジの名前はヘスース。英語読みではジーザス、大きくでたなあ。明日の朝、ジーザスのパン屋に行く事を約束する。あ、付け加えておくが、彼はアメリカにいたらしく、英語が話せた。じゃなければ、こんな会話はスペイン語でできません。
 ジーザスと別れ、温泉を目指す。温泉はグアナファトの北東にあるドロレス・イダルゴという町と、そのさらに南東にあるサン・ミゲル・アジェンデの間にあるらしい。「地球の歩き方」によると、幹線道路の途中にある、とだけある。ま、わかるでしょ、と思ってバイクを走らせる。グアナファトの町を出ると、道は結構なワインディングになった。空は晴天、高原の景色は美しく、気持ち良くて飛ばしたくなるが、道はところどころオイルで汚れて滑りやすく、たまに凸凹があるので慎重に走る。
 50キロも走ればあるだろう、と思ったが、結構遠い。ドロレス・イダルゴに着き、この先にあるだろうと思って進むと、いつのまにかサン・ミゲル・アジェンデに着いてしまった。ちなみに、ドロレスで「泥レス」を思い出したアナタは相当マニアックです。
 仕方ないので、引き返す。すると、サン・ミゲル・アジェンデからドロレス・イダルゴに向かう別の道があった。うおお、ムッチャ遠回りした。その道を進むと、それらしきホテルが何軒か見えてきた。「地球の歩き方」に載っていた、一番のお勧めだという温泉を目指し看板に沿って石畳の小道に入るが、行けども行けども見えてこない。もう日はすっかり傾いていた。仕方なく引き返し、別の温泉へ行く。すると、営業は5時までだという。もう時計は6時近くを指していた。私たちの心も陰ってきた。もう帰ろう。
 帰りはすっかり暗くなった。メキシコの道は本当にまっくらなので、適当なスピードで走っている車を見つけて後をつける。メキシコといえど季節は冬。日が落ちると気温はグングン落ちた。
 一時間ほど走ってグアナファトに帰ってきた。また地下水道のトンネルをバイクで走る。この町はやはり夜がいい。本当におとぎ話のような雰囲気だ。特に今夜は土曜日、町は若い人たちでにぎわっていた。
 後ろ髪を引かれる思いだが明日、グアナファトを後にする。ジーザスのパンはおいしいかな。

本日の走行距離     278.5キロ(計15791.9キロ)

出費              24N$ インターネットカフェ
                100N$ 宿代
                 55N$ 昼食(チキン、スープ)
                 42N$ 夕食(タコスとトルタス)
                 22N$ ビールとスナック(スーパー)
計              243N$

宿泊           Hotel Granaditas
インターネットカフェ  CAMBAL(LAN接続可能、一時間20ペソ)

「久美子の言わせて!」
アメリカより洗濯物が乾きにくい。2、3日部屋で干しておいたのに、まだ何となくしみしみしていた。メイドのお姉さんと廊下ですれ違ったときに、「あのう、太陽に当てて干したいんだけどぉ。どこかありませんかぁ」。きっと無茶苦茶なスペイン語だったのに理解してくれ、屋上の太陽光線ぴかぴかの所へ連れてってくれた。調子に乗ってもう1枚Tシャツを洗濯してしまった。ピピラ像で買ったアクセサリーを取り替えてもらうのにも、何て言えば言いかな、結構難しいかなぁと思っていたが、すぐ分かってくれ交換してくれた。このピピラ像へ行くのにもカズはいやいやしていたが、気に入らないものは嫌なんだもん。と言い切ったら、カズはわがままーという顔をしていた。別にひとりで歩いて行っても良かったのよ。でもそのおかげでまた新しい人と出会えたじゃないか。久美子様のおかげだ。その後は温泉目指したが、そういう星の下に生まれたカズなので温泉はGETできなかった。いつのもバーへいこうと思ったが、外から中を覗くと若い兄ちゃんが沢山いて、マスターが見当たらなかったので小心者のカズは無言で素通り。大人しく部屋でビールを飲む。明日はパンだ。良かれと思って、ぶー(干しぶどう)とか入ってたら嫌だなー。ぶーはどんな料理に入っていても嫌。チーズケーキの底とかにたまにいるんだよね。あとチョコチップと間違えて食べちゃったり。手ごわいやつらだ。