今日は南米を発つ日。南米に入ったのが昨年の5月4日だから、丸一年いたことになる。南米に入る前も中米に約半年いるので、いわゆるラテン・アメリカには一年半もいたことになるのだ。(ま、途中2回日本に帰って合計で2ヵ月半横浜で過ごしているけど)
うーん、色んなことがありすぎて、思い出は東京ドーム数杯分。今はヨーロッパに向けてかなり前向きになっているので悲しくはないが、やっぱりいざ去るとなると淋しい。
朝9時ごろ、安部さんらに見送られて汐見荘を出発。ビーニャのバスターミナルからバスでサンチャゴに向かい、市内に入る手前で降ろしてもらって空港行きのバスに乗りかえる。空港についたのは11時過ぎ、着いて間もなくビーニャからの直行バス(ラン・チリ利用の客しか乗れない)で来た中西夫妻と再会する。彼らも今日、サンチャゴからイースター島へと飛ぶのだ。
昼食を一緒に食べながら、中西夫妻の今後のライフプランを聞いた。プライベートなことなのでここで書く訳にはいかないが、すばらしい計画だった。ううーん、ちゃんと考えているなあ。俺も帰ってからのことをそろそろ考えないと・・・。
私のフライト時間の方が早いので、夫妻に見送られてゲートに向かう。そして午後2時半、ヴァリグ航空機でサンチャゴを飛び立つ。「さらば南米・・・」と窓の外を見ながら数々のエピソードを思い起こすが、たいへんなことに気がついた。私はこれからブラジルのサンパウロで飛行機を乗り換えるのだ。ブラジルだって立派な南米じゃん。南米とのお別れは、まだ数時間先だ。
昨夜あまり寝ていないので、サンパウロまでの3時間ちょっとは寝通しだった。午後7時すぎ、荒い着陸のショックで目が覚める。すでにサンパウロは暗かった。スペイン行きの次のフライトまで3時間以上あったが、空港で一緒にバイクを送った武田さんと無事に再会できたので、話しているうちにすぐに時間は過ぎた。
そして午後10時45分、定刻通りマドリッド行きヴァリグ8714便は飛び立った。窓から見えるサンパウロの夜景がきれいだった。今度こそ、南米よさようなら。そして色んな思い出をありがとう。
|