今夜もロペス邸にお呼ばれ。
夜8時に来いというので行ったら、彼らの時計が8時ちょうどになった瞬間に私が到着したらしい。「日本人はなんて時間に正確なんだ」と驚異の目で見られた。いや、偶然だって。
夕食は何かなーと思っていたら、まだ作り始めたところだった。大量のトウモロコシをすりつぶし、ミルクやバター、タマネギ、砂糖などを加えて火にかけてかき回しているので、とりあえずその作業を手伝った。
何を作っているか聞くと「パステル・デ・チョクロ」、つまりトウモロコシのパイだそうだ。しかしこれは明日の昼食用、今夜は奥さんのつくる貝料理だそうだ。隣をみると、なるほど、奥さんが貝にバターとチーズを落としてオーブンで焼いていた。
結局、夕食が始まったのは夜10時半だった。おそるべし、チリ時間。しかし貝のバター/チーズ焼きはおいしく、ワインが進んだ。この夜は土曜日ということもあってロペス家のメンバーが勢ぞろい、小さな子供も3人いて大変な賑わいだった。
帰り際、ちょっと酔っていたので「飲酒運転の取り締まりは厳しいか」と聞いたところ、ロペスのオヤジはニヤッと笑い、「そこの義理の息子は警察署の幹部だ。心配するな」と言った。その義理の息子と帰る方面が一緒だったので、車で先導してもらって帰る。彼もたらふくワインを飲んでいたが、車を飛ばすこと、飛ばすこと・・・。
こっちの酔いが冷めるほどヒヤヒヤしてしまった。
明日もトウモロコシ・パイを食べにロペス邸に来なければ・・・。
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