旅の日記

エクアドル・キト編(2000年5月4〜8日)

2000年5月4日(木) 南米へ突入(Flying to Quito)

 今日はいよいよ南米へ飛ぶ日。フライトは夜になるので、それまで中米最後のインターネットをしに行く。ただし、相変わらずカフェのLAN設定が悪いのか、サーバに問題があるのか、ホームページが更新できなかった。最後に更新したのはコスタリカ、現在の表紙は「パナマシティ着」だが、南米からのアップロードになりそうだ。
 ホテル・カルフォルニアのチェックアウト時間は午後3時とゆっくりしているので、それまで昼食を食べたり、テレビを見たりしてのんびりする。このチェックアウト時間というのが旅をしている上で結構重要で、今まで北〜中米は大抵午後2時とか、早くても12時とかだったので嬉しかった。ただ、ニカラグアだけは全体的に早く、泊まらなかったが、一回午前8時というのがあった。泊まったところでも午前10時だった。日本でももっと遅くなればいいのに。特に温泉宿。温泉宿に泊まると大抵その晩はドンチャン騒ぎだから、次の日の10時チェックアウトはつらい。朝飯なんか意識モーローで食べるか、寝ていて食べないかどっちかだもんな。
 そうこうしている間に午後3時になった。トムらとの待ち合わせは空港で午後5時。いまさら荷物をフロントに預けて行くところもないので、少々早めだがタクシーで空港に行く。
 空港には午後3時半に着いてしまった。チケットはトムたちが持っているので、チェックインができない。しかもこのトクメン空港、ポーターに仕事をさせるため、荷物を押すカートが無い。けしからん。重い荷物を引きずってウロウロしたくも無いので、アビアンカ航空のチェックインカウンター前のベンチでガイドブックを読みながら待つ。
 待ち合わせの午後5時になったが、トムらは来ない。さらに30分が過ぎた。それでも来ない。飛行機は午後6時50分発、もうすぐ1時間を切る、という段になって、彼らはワンボックスのタクシーでやって来た。彼らは少しも荷物をバイクと一緒に送らなかったので、サイドケースやらヘルメットやら、全部持っていかねばならないのだ。どうやらこのタクシーを呼ぶのに時間がかかったようだ。
 無事チェックインし、手荷物の検査を済ませてゲートに行くと、すぐに搭乗の時刻となった。そしてアビアンカ航空523便は予定通りパナマシティを出発、経由地のボコタまでは1時間ちょっとのフライトだ。機内食が出て、これが結構おいしかったが、食べ終わるとすぐに着陸の準備。あわただしい。
 午後8時過ぎにボコタに到着。さすがに緊張状態にある国で、トランジットにもかかわらず再び手荷物の検査、ボディチェックを徹底的にされる。次のキト行きのフライトまでは約1時間あるので、それまで免税店を見る。安くてしっかりしたカメラの三脚があったので、つい買ってしまう。
 そして午後9時40分、アビアンカ51便はボコタを出発。キトまでやはり1時間ちょっとで、また機内食が出てうれしい。
 午後11時、ようやく目的地キトに到着。着陸するときの夜景がきれいだった。エクアドルという国名は「赤道」という意味。その名の通り首都キトは赤道からわずか20キロほど南、まさに赤道直下だが、標高が2850メートルもあるために涼しい。少し肌寒いくらいだ。
 入国の審査を終えると時刻は11時半、明日バイクを引き取りに飛行場の近くにあるだろうオフィスまで行かねばならないので、タクシーに乗って空港の近くの宿を案内してもらう。
 着いた先はSAVOY INN。シングル一泊18ドルとキトにしては高級だが、仕方がない。良く見るとホテルは4星で、部屋は清潔、ケーブルテレビ付きで豪華だった。
 明日は朝からバイクの引き取り。キトでの受け取りは問題が多いとの話なので、ちょっと心配。さて、どうなるでしょう。

本日の走行距離         0キロ(計23948.8キロ)

出費                     2$  インターネット
                      3.15$  昼食(肉)
                        15$  タクシー
                        20$  トクメン空港利用税
                        21$  三脚
                         3$  タクシー
                        18$  宿                  
計            82.15$

宿泊          Savoy Inn
インターネット     Internet Services
「久美子の言わせて!」
 アミーゴ着いてもさすが瞬き一つで1週間、メールする気にならない。とうとうジローが日本に帰ってしまう。さみしいよー。なぜかジローには何でも話せてほんとうの弟みたいだった。朝5時まで皆で寝ずに話していてジローを見送った。ジローまた東京で飲もうね。お金貯めとけよ。朝目が覚めたらパティオの階段にロウフがいた。わぁーちゃんとアミーゴ来たんだとちょっと感動。しかし、これから彼にいろいろ連れまわされるとは・・・。



2000年5月5日(金) やはり受け取れず(The bike doesn't arive)

 朝は飛行機の音で目が覚めた。ホテルの窓から外を見るとキトの新市街が見渡せ、その上を飛行機が着陸するために低空で飛んでいる。ホテルのまわりは閑静な住宅街、屋根に瓦のようなタイルを使っている家が多く、そういう一戸建ての家々の向こうに高層ビルが建ち並ぶ。まるで日本のような風景だ。抱いていたイメージと全然違う。
 バイクを載せた飛行機は朝8時半にキトに着くというが、ドイツ人のフランチェスカが電話したところ、遅れて9時半になるという。そこでまた10時前まで待って電話するが、何と飛行機にバイクは載っていなかったという。次の便は日曜だが、オフィスは閉まっているために受け取りは早くても月曜になるそうだ。バイクもボコタを経由してキトまで来るが、ボコタまではちゃんと飛んだらしい。そこで飛行機を換える際、手違いか何か生じたそうだ。今までにキトにバイクを送った人は受け取りまでに長い時間がかかったというが、通関の手続きだけじゃなく、こういうこともあるのね。まあ、遅れることはある程度覚悟していたから、そんなにショックじゃないけど。
 とりあえずホテルを換えることにする。ここは快適だが一人だとかなり割高で、市内から遠いために不便である。トムらは今夜もここに泊まるというので、いったん別れてタクシーで市内を目指す。
 キトも新市街と旧市街に大きく分けられるが、やはり旧市街の方が治安が悪く、そのかわり宿代も安い。ただ旧市街の方ではバイクを停められる宿を探すのに苦労しそうなので、新市街で探すことにする。地球の歩き方にユースが載っていたので行って見るが、何と改装中で閉まっていた。しかし、その向かいにThe Magic Roundabout Hostalという、南米かぶれの白人が建てたとしか思えないようなサイケデリックな外/内装の宿を見つける。バイクは停められないものの、1階がインターネットカフェで宿泊者は午前9時から11時までが無料という。一泊6ドル、キトにしてはまずまずの金額だが、月曜の朝までここに泊まることにする。部屋には真っ赤な机とベッドがあり、壁には英語だが、よく分からない言葉が紙に書いて貼ってある。
 チェックインした後は早速1階でネット接続を試みる。すると一発でLAN接続に成功、ホームページも更新できた。午後なので有料だが、それでも1時間15000スークレ(約0.6ドル)という史上最低の金額で、回線の速度も速い。うれしい限りだ。(注 実はもっと安かった。8日の日記を参照)
 その後は新市街をブラブラする。キトは南米でも一番物価が安いと聞いていたので、新市街といっても大したことないと思ったら、予想をはるかに上回る街並みのキレイさ。巨大なショッピングモールがあったので中に入ったら、ピカピカのフロアーに小奇麗な店が並んでいる。思った以上に先進国だ。しかし、物価の安さは評判どおり。モールの中のフードコートにはアメリカ資本のファストフード店が並んでいるが、どこも今まで見た中で一番の安さ。たとえばケンタッキーでは、チキン2ピースとポテト、ジュースのセットで1ドル台。私はピザハットで食べたが、直径20センチのピザにサラダ、ジュースと、ビールまで頼んでしまって60000スークレ(2ドルちょっと)。うーん、沈没するには最高の条件ですな。気候も過ごしやすくて良いし。
 宿に帰るとなぜか眠たくなり、夜まで昼寝してしまう。夕食は宿の目の前のメキシコ料理屋で食べた。さて、明日と明後日は何をしようか。

本日の走行距離         0キロ(計23948.8キロ)

出費                 30000S  朝食(ホテルで)
                         6$  タクシー
                        18$  宿(3泊分)
                     15000S  インターネット
                     60000S  昼食(ピザ、ビール)
                     55000S  夕食(メキシコ料理)           
計              24$
           160000S(1米ドル=25000スークレ)

宿泊          The Magic Roundabout Hostal
インターネット     The Magic Roundabout Hostal



2000年5月6日(土) キト市内観光(Seeing Quito)

 朝はせっかくなので無料で1階のインターネットをやりにいく。ただし9時からと言っておきながら実際に開いたのは10時前だったから、無料でできたのは正味1時間だった。
 その後は旧市街へ出かける。キトの街には電気で走るトロリーバスが運行しており、これが一律2500スークレと安くて便利なので、これに乗って約10分、まわりがだんだんゴチャゴチャとしてきて、古い建物や人の数が多くなった。これがいわゆる旧市街だ。
 バスを降りて、ブラブラと歩く。古いコロニアル調の建物に挟まれた道は細く、タクシーが渋滞を作っている。道ゆく人の数が多く、街は活気と喧騒で満ちている。新市街はその先進国ぶりにホッとしたが、この旧市街の雰囲気もメキシコにいるようでどこか懐かしい。また旧市街の方がキトを囲む山々が迫っていて、アンデスに抱かれていることが実感できる。夜は治安が悪化するというが、昼はほとんど問題なさそうだ(スリやひったくりの類はいるだろうが)。
 独立広場やカテドラルを見た後、サン・フランシスコ教会に行く。この白い教会は1534年からおよそ70年の歳月をかけて建てられたもので、南米で最も古い教会だそうだ。内部には金色の美しい祭壇があったが、その前で泣きながら神様に何かを訴えている貧しそうな中年男性がいて、切なくなった。教会が面している石畳の広場(サン・フランシスコ広場)はロンリー・プラネットによると盗難の被害が相次ぐ場所だというが、危険な感じは無かった。
 教会を出て東の方に歩くと、露店が出ている所にでた。ちょっとした市場だ。服や靴の店が目立つが、海賊版CDの店もある。シャキーラのアンプラグドが50000スークレ(2ドル)だったので、つい買ってしまう。そうこうしているうちに腹が減ってきたので、1軒の食堂に入る。
 メニューが無いので、適当に肉と米とビールを頼んだら、結構なボリュームの焼肉とサラダ、ポテトフライと米、そしてなぜか大瓶のビールが出てきた。旧市街の食堂なので、これでいくらなのか期待したが、52000スークレ(2ドルちょっと)だった。確かにべらぼうに安いが、もっと安くても良いはず。観光客値段にされたかな?
 食堂を出ると雨が降ってきた。エクアドルの乾/雨季のサイクルは中米とはちょうど逆で、今は雨季の最後の方。中米のスコールのようにすぐに止む気配が無かったので、トロリーバスに乗って新市街の方へ戻る。
 行きに乗った駅も通り越し、今度は新市街の反対の方へ。昨日タクシーで宿に来る途中、大きな映画館を発見したのだ。宿に帰ってもやることも無いので、映画でも見ようと思う。
 大きなショッピングモール(昨日のとは別)に入ったこの映画館はアメリカ式で、8本の映画が上映されている。その中で「Double Jeopady」というトミー・リー・ジョーンズが出ている映画を見た。主人公の女性が夫に裏切られて刑務所に入れられ、仮釈放後、夫への復讐と奪われた息子を取り戻すために奮闘するというもの。映画もなかなか面白かったが、特記すべきは料金の安さ。新しいピカピカの映画館で、アメリカの最新映画が43000スークレ(1.7ドル)。うーん、キト、ますます気にいったぞ。
 映画が終わり、外に出たらまだ雨が降っていた。冷たく、シトシトと長い雨だ。ツーリングには最もイヤな種類の雨、バイクが来るまでに雨季が明ければ良いが。

本日の走行距離         0キロ(計23948.8キロ)

出費                 52000S  昼食(肉)
                      7500S  トロリーバス
                     50000S  CD
                     71000S  WD-40(金属潤滑剤)
                     43000S  映画
                     68000S  夕食(スパゲティ)           
計           291500S

宿泊          The Magic Roundabout Hostal
インターネット     The Magic Roundabout Hostal



2000年5月7日(日) 映画を見る(Seeing a movie)

 今日は特にすることが無い。天気もいま一つ。とりあえず朝食を食べに近くのレストランに入ったら、偶然トムたちがいた。彼らはまだあの空港の近くのホテルにいるらしい。
 昨日映画を見たときにデンゼル・ワシントン主演の「Hurricane」という映画の予告編がやっていた。同じ映画館で上映していて、面白そうなので今日はそれを見に行く。そしたらあなた、これが結構ヒット。主人公の黒人ボクサーが無実の罪で刑務所に入れられ、自由を勝ち取るために闘うというもの。これが実話なんですな。実話に弱いカズヒロ君、感動して涙するのであった。いや〜、悔やまれるのは朝食でコーヒーを飲みすぎたこと。良い所で我慢しきれずにトイレに行かねばならなかった。一生の不覚。
 いい映画を見て気分が良かったので、宿まで遠いが散歩しながら帰ろうと歩き出したら、いきなり土砂降りになった。何でやねん。しばらく屋根のあるところで雨宿りしていたが、一向に止む気配が無いので、仕方なくタクシーで帰る。もう雨季は終わりのはずなのに。
 宿に帰ってメールなどを打ち、夕食後に1階のカフェで接続を試みる。すると、まわりの数人が「ホットメールに接続できない。システムに問題がある」と言い出した。確かにホットメールは調子が悪くて接続できないが、他のHPやメールの送受信は全く問題無い。「他のHPは問題無いよ」と言っているのに、「君のは最新のパソコンだからだ。今日は雨だから、キト市内のシステムが全部おかしいんだ」と、経営者までも訳のわからん事を言い出し、カフェを閉めてしまった。まあ、おかげでメールの送受信はタダでできたからいいが。
 さて、明日はバイクが来るはずの日。でもちょっと心配・・・。

本日の走行距離         0キロ(計23948.8キロ)

出費                 36000S  朝食(フレンチトースト)
                      2500S  トロリーバス
                     43000S  映画
                     43680S  昼食(中華)
                     17000S  タクシー
                     51000S  夕食(タコス)           
計           193180S

宿泊          The Magic Roundabout Hostal
インターネット     The Magic Roundabout Hostal
「久美子の言わせて!」
 ロウフとの会話は基本的にはスペイン語。なぜなら彼はドイツ語、私は日本語。で彼は英語も話せるんだけど、私がわからないのでいつも会話はスペイン語。で、分からなかったのに調子こいて「Si」と言ってしまい再びティオティワカンへ。ドイツ人のアンドレとスージー、マルティンと彼女(名前忘れた)と行くはずがアンドレは前日飲みすぎでお腹を壊してしまい断念。5人でティオティワカンへ。始終彼らはドイツ語で会話し「はしゅはしゅ」いっていた。(私にはそう聞こえる)でもアミーゴにいるロウフも日本語がまったくわからないからへんちくりんに聞こえるんだろうなぁ。



2000年5月8日(月) 手続き開始!(Starting paper works for the bike)

 朝はとりあえず宿を換える。 The Magic Roundabout Hostalはシャワーの調子が悪いことをのぞけば快適だが、バイクが停められない。先日目星をつけていた、駐車場付きで6ドルのHostal Tierra Altaにチェックインする。
 トムらが運送会社に連絡している頃なので、電話をしてみると、どうやら5台のうち4台はキトに到着し、スズキが1台あるというから私のDRはその中に含まれているらしい。運送会社の担当が、トムらがまだ宿泊しているSavoy Innに説明に来るというので、タクシーを飛ばして合流する。
 運送会社GIRAGの担当、アンドレアスはなかなか人の良さそうなオヤジだった。22.4ドルがキトでの手数料になるというので彼に払い、みんなで空港の税関倉庫へ行く。
 さて、税関に到着すると、思ったよりも小奇麗で、ビジネススーツに身を包んだ人たちが行き交っている。アンドレアスが車両の担当らしき男を廊下で捕まえ、バイクを引き取りにきたというと、そのこじゃれたスーツの男は冷淡に「バイクを通関させるなら、1台につき500ドルの現金でのデポジットが必要だという」。そんな話は聞いたこと無いし、500ドルもの現金を用意するのは無理だと反論するが、「それがここのルールだ」の一点張り。途中から加わったほかの担当官も、「そのとおりだ。デポジットがいる」と突き放す。
 アンドレアスが何とかその担当の上司と話をする機会を作ってくれ、約束の時間まで昼飯を食べて待つ。やがて時間となり、通された個室にはここの税関でもかなりの偉い人と思われるオッサンが座っていた。スペイン語が得意なドイツ人女性二人が事情を説明するが、やはりデポジットは必要だという。「陸路で入国する際にはいらないのに」と反論すると、「陸路ではトランジット(一時通過)の扱いになるが、空路ではいかなる場合も輸入と同じ手続きになる」という、不可解な見解を示す。しかも、GIRAGが作成した「輸送確認書」には「郵送経路 パナマ〜ボコタ〜キト」となっているが(飛行機での輸送経路がそうなんだから、当然そうなるだろう)、これが問題だという。最終地点がキトになっているから、書類上はキトに輸入することになる、というまた意味フメーなことを言う。
 とりあえず持っている書類を見せろというので、彼女らはドイツでの登録証(カルネは無し)、私はカルネを見せた。すると「これこれ、カルネがあれば話は別」と偉いオッサンは言う。カルネのある私はノープロブレム、彼女らはやはりデポジットだという。私個人としては内心ホッとしたが、彼女らは納得いかない。そこから約1時間、彼女らは粘りに粘った。そしてついにはオッサンは折れ、デポジット無しでペルミソを作成することを許可してくれた。しかしスペイン語が話せて完全な8頭身、ナイスバディの金髪ギャル二人で1時間交渉してやっとなんだから、ヒゲで小汚い日本人がカルネ無しだったら、まず無理だったかも。
 許可が降りたあとは、アンドレアスがあっちに行ったり、こっちに行ったりして彼女らの書類を作成していく。しかし、最後の最後で輸送確認書の最終地点がキトになっていることがまた問題になり、アンドレアスが明日新しい確認書を作ってくるということになった。カルネがある私も明日になるという。しかたない、明日まで延期だ。
 しかし、カルネで通関するとなると期限が基本的に無いから、キトにバイクが置いて行ける。その場合に一時帰国し、新しいカルネを取得すると、それにはエクアドル入国のスタンプが無いが、それは出国の際に問題になるのだろうか。ちょっと疑問。
 空港からの帰りもタクシーに乗るが、宿に近づくとまた強い雨が降ってきた。雨が上がるのを待ってThe Magic Roundabout Hostalにインターネットをやりに行く。JAFに先程の件をメールしたり、他のHPをチェックしていたら、あっという間に2時間近くたった。レジに行って2時間分、30000スークレを払おうとすると、15000だという。何と、ここは時間に関係無く、1回利用すると15000スークレ(60セント)なのだという。極端な話、カフェが空いていて、1日できたとしても同金額だ。おそらく、これは私が旅行中に経験する最も安いカフェの利料だろう。
 夜は部屋で大人しく日記を打つ。ちょっと喉が痛い。風邪をひいたろうか。確かに朝晩は息が白くなるほど涼しい。明日は待望のバイク引き取り、晴れておくれ。

本日の走行距離         0キロ(計23948.8キロ)

出費                     6$  宿
                     35000S  朝食(フレンチトースト)
                     84000S  1日のタクシー代
                     60000S  通関手数料の一部
                        20$  通関手数料の一部
                     50000S  昼食(ハンバーガー)   
                     60000S  夕食(サンドイッチ)
                     15000S   インターネット     
計           304000S
               26US$

宿泊          Hostal Tierra Alta
インターネット     The Magic Roundabout Hostal