旅の日記

グアテマラ・ティカル〜チキムラ編(2000年3月19〜22日)

2000年3月19日(日) グアテマラ入国(Entering Guatemala, The ruins of Tikal)

 日曜日だったので国境越えがスムーズに行くか心配だったが、ベリーズ〜グアテマラ国境も至って簡単だった。ベリーズ側では出国の手続きに2人で15ベリーズドルも取られて頭に来た。2日しかいないのに、入国の際に50米ドルも払ってビザを取ったのに。もう少し安くすれば、もっと訪れる人も増えるだろうに。
 ベリーズ側で寄ってきた両替商は、1米ドルを7ケツアル(グアテマラの通貨)と交換するというが、ケツアルをベリーズ側で交換して安い訳がない。オヤジはグアテマラ側に行けば公定レートの5.4ケツアルだとか(そんな数字はない)、向こうに両替商はいないなどど適当なウソをつくが、無視してゲートをくぐりグアテマラ側へ。
 まずは入国の手続きにケツアルが必要だろうから、1ドル7.25ケツアルという両替商のヒゲオヤジと50米ドル分換える。入国手続きでは、一人30ケツアルで90日間の滞在許可をくれた。前に並んでいたアメリカ人も同じ金額だったので、ボラれた訳ではないと思う。次にバイクの通関だが、係官が女性で、英語が話せる上にていねいに説明してくれて大変助かった。書類もしっかりしていて、バイクのナンバーや色などをタイプした複写式の厚い許可証とステッカーをくれた。中米に入ったら、こんなもの適当なのかと思ってた。手数料は35ケツアル、隣接している銀行で納め、領収書もくれたから正規の金額だろう。ただしバイクの一時輸入許可は30日間まで、それを超える場合はいったん国境まで戻って手続きをし直さなければならない。まあ、その必要はないだろうが。手数料を納める銀行では、1ドル7.5ケツアルで換えていた。しまった、ここで両替すべきだった。しかし後悔しても後の祭り、国境を後にしてティカル遺跡を目指す。
 ティカルはマヤ遺跡の中でも最大の規模を誇る、中米における観光のハイライトのひとつ。ベリーズとの国境から100キロほどの距離だが、この道がかつてはガタガタのひどい道だったらしい。しかし、最近になって舗装作業が進んだようで、国境を越えて20キロほどは未舗装に近い道だったが、その先は真新しい舗装路となった。しかし、馬や牛がそこら中にウロウロしているので慎重に走る。
 昼過ぎにティカル到着。一番近い町でも60キロほど離れているので、遺跡の入り口に数軒並んでいるホテルの中で一番安いところにチェックイン。それでもプール付きで30米ドルのぜいたくな宿だ。キャンプ場もあるが、なにしろべらぼうに蒸し暑いのであきらめる。荷物を部屋に置いて、いざティカル遺跡へ。
 ティカル遺跡は深いジャングルの中、現在判明しているだけで3000ほどの建造物が広い範囲に点在している。メキシコのマヤ遺跡のように観光地化が進んでいなく、復元や歩道の整備が遅れているが、その分発見された当時と同じ、手つかずの状態の遺跡が見られる。紀元300〜800年ごろに最も栄えたというこの都市には、常に一万人以上の人口がいたらしい。彼らは深いジャングルを切り開き、天にそびえる大神殿を次々と建てていったのだ。他のマヤ文明の都市同様、10世紀ごろに急速に衰えたあとは、スペイン人の宣教師が17世紀末に原住民に追われてジャングルに逃げ込んだ時に偶然発見するまで、緑の海に埋もれていた。現在でも調査、発掘されているのはほんの一部で、まだまだ付近のジャングルには遺跡が眠っているらしい。
 入場し、まずは遺跡のメインとなる「グラン・プラザ」へ。ここはティカルのシンボルでもあるT号神殿とU号神殿が向き合っており、そのまわりを囲むように宮殿のような遺跡がある。現在T号神殿は残念ながら登れないが、その対面のU号神殿に登ってまわりを見渡す。観光客は思ったりよりも少なく、ジャングルに響くのは鳥の鳴き声や、サルの遠吠えだけ。耳をすますと、映画に出てくるジャングルの効果音のよう鳴き声が聞こえる。よくもこんな所に都市を作ったなあ。
 その後は広い敷地をぐるりと回って観光する。神殿と神殿を結ぶ歩道もほとんど手付かずの状態だから、荒れていて疲れる。途中サルの群れが木の上いて、かわいいなあと思ったらおしっこが降ってきて恐かった。くわばらくわばら。
 最も高いのはW号神殿。復元が進んでいないので基礎部分などは完全に崩れ、木が生えてもはや岩山のようだが、頂上までの高さは70メートルもあり、メキシコ・テオティワカンの「太陽のピラミッド」をしのぎ、北南米の遺跡としては最も高い。設けられた木の階段を上がると、ティカルの全貌やまわり一帯のジャングルが見渡せた。
 それにしても、暑くて喉が乾く。神殿を登るだけでも太ももがパンパンに張り、汗は滝のように流れる。本当はジャングルに沈む夕陽でも見ようかと思ったが、入り口前の食堂に戻ってビールを流し込む。グアテマラ国産のビールはベリーズのより好みでないが、五臓六腑にしみこんだ。
 ホテルに戻ってプールで泳ぎ、夕食を食べた後はロビーでヤマハGTS1000を駆るマイクと話をした。彼もガールフレンドのスーさんを後ろに乗せて、アメリカから旅をしているらしい。はじめて彼のバイクを見たのはベリーズのサンイグナシオ、そして今日国境で出会い、同じホテルに泊まることとなったのだ。いい歳のオヤジだが、旅をしながら電熱線が入った保温服のデザインをやっているらしく、最近はアメリカの家を売却して生活=旅という図式を徹底したらしい。こっちの話を聞かず一方的に話すオヤジだが、けっこう面白い人だ。彼も明日、フローレスの町にいくらしい。また会えるだろう。

本日の走行距離     115.7キロ(計20165.6キロ)

出費          13B$ 朝食(卵) 
          20.25B$ ガス
           15B$ ベリーズ出国税
           60Q  グアテマラ入国手数料
           35Q  バイク通関手数料
            5Q  橋通行料 
           100Q  ティカル遺跡入場料
           68Q  昼食代
            16Q  ビール
           82Q  夕食代
           30U$ 宿代
計         48.25B$
          366Q(1ドル=7.5ケツアル)
           30US$

宿泊        Jungle Lodge

「久美子の言わせて!」
 
国境越えをめちゃくちゃびびっていたカズの心配に反して、手続きはめちゃくちゃ簡単だった。たぶんぼられてはいないだろう。もっと人がいないところへ行ったらヤバイかもしれないけど。とことん心配性な奴だなぁ。めでたくグアテマラ入りし、ティカル遺跡を目指す。道も思ったより悪くなく、途中からはほとんど舗装されていた。ティカル遺跡は入場料がちょっと高かったけど、ジャングルの中にあって見晴らしがとてもいい。私のお気に入りはW号神殿。ここに住んでいたら毎日遺跡とジャングルを遠くまで見えて気持ち良いだろうなぁと思った。歩いて汗だくになったのでビールをガブ飲み。そしたらカズがプールへ行きたいと言ったので仕方なく用意をする。夕暮れ過ぎで水も冷たいかなぁと思ったが、中に入ったらひんやりしてなかなか気持ちいい。ぷかーっと背泳ぎをして夜空を眺めていたら、オリオン座の間を流れ星が通って行った。あっという間だったけど、とてもきれいだった。やっぱりカズは見られなかったみたい。そのあとカズに秘密の特訓をし(コーチ代よこせ!)カズは疲れたので先にシャワーを浴びに行く。その間ひとりで夜空を眺めながら水の中でのんびり過ごした。とてもいい流れ星だっだ。



2000年3月20日(月) フローレスの町(The town of Flores)

 宿のチェックアウト時間が午後1時と良心的なので、午前中の涼しい時間にもう一度遺跡を見ようと思ったら、ゲートでまた50ケツアルずつを要求されたのでやめる。することも無いし、暑くなってきたので、朝飯だけ食べてフローレスへ移動することにした。
 フローレスはティカル観光の基地となる町で、約60キロほど離れている。ペテン・イツア湖という美しい湖に浮かぶ小島全体が町で、岸とは橋でつながっている。真っ青な湖では少年が馬を洗っていたりして、大変牧歌的な風景が見られた。橋を渡ってすぐのところに、一階の食堂の中にバイクを停めてもいいという宿があったのでチェックイン。荷物を置いて、まずは銀行でケツアルを引き出す。その後、宿の食堂で昼食を食べていたら昨日会ったマイクたちがやってきて、夕食を一緒に食べる約束をした。
 インターネット屋でメールの送受信をし、約束の時間になったのでマイクの宿へ迎えに行くと、彼は湖で泳いでいたらしく、水着のまま他の宿泊者たちと酒を飲んで盛りあがっていた。すっかり出来あがっている上に、やはりみんなに対して一方的に話している。面白い人だ。
 マイクたちとは町のレストランで魚を食べた。料理が出てくるのが大変遅いので、2時間半ほどの食事会となったが、そのうち8割がマイクの独演会だった。彼らもこれからアンティグアを目指し、そこで来る23日から開催されるBMWのオーナーズミーティングに参加するらしい。他のバイクでも飛びこみで参加OKというので、マイクに詳しい情報をもらった。さて、どんな集会になるのやら。

本日の走行距離      73.2キロ(計20238.8キロ)

出費         25Q  朝食(トースト)
           60Q  宿代
           71Q  昼食(ハンバーガー) 
          13.5Q  インターネット代
           104Q  夕食(魚)
計         273.5Q

宿泊        La Canoa Hotel
インターネット    Tikal Net



2000年3月21日(火) チキムラへ移動(The town of Chiquimula)

 朝一番でインターネット屋へ行き、ホームページを久しぶりに更新したあと、宿を出る。今日は移動日、ホンジュラスにあるコパン遺跡を見てからアンティグアへ行きたいので、そこの一番近くの国境の町チキムラへ行かねばならない。距離にして400キロ弱だが、フローレスからグアテマラシティやチキムラへ向かう道はガタガタのひどい道だと以前に聞いていた。ただし、宿のオヤジが最近舗装されたよ、というので行って見ると、なるほど、真新しい舗装の道で気分良く飛ばせる。昨年末にこの道を通ったライダーが「道が悪かった」というのだから、完全に舗装になったのはつい最近だろう。実はグアテマラシティに向かうルートはコバンという町を経由する近道と、カリブ海の方からぐるりと遠回りする2通りあり、近道の方はまだガタガタらしい。やはり急がば回れ、なのだ。
 途中給油のために一回止まったのみで、一気にチキムラに到着。ここまでこんなにスムーズに来られるとは思っても見なかった。この町にバイクを置き、明日ホンジュラスに入国してコパン遺跡を見て帰ってくるつもりだ。バイクを安全に停めれる宿を探していると、一目で長距離を走ってきたとわかるドイツ人のライダーと出会った。彼の名前はアンドレアス、アルゼンチンから3年近くかけて愛車ヤマハTT600で北上してきたらしい。彼のガイドブックに載っていたホテルを一緒に探し、チェックイン。安いがプールがついていて、広い駐車場にはバイクが停められるだけでなくマンゴーの木があり、実が食べ放題というおまけつきだ。
 駐車場でアンドレアスのバイクをマジマジと見ると、大変な改造が加えてあり、タダモノではない雰囲気を出している。タンクなんて43リッターも入り、1000キロ近く無給油で走れるらしい。彼はこのバイクで2年かけてアフリカも走ったらしい。これからティカル方面へ登り、ベリーズを経由してメキシコへ、そしてアメリカで仕事を探して旅の資金を増やしてアジア、オセアニアと足を伸ばすつもりなのだという。なんでも本格的に旅を始めてから10年くらい経っていて、その間に何回か資金集めのために本国に帰ったそうだ。ずいぶん気合入っているなあ。
 日の高いうちにプールで一泳ぎするが、深いプールなので緊張した。だって2.4メートルもあるんだもん。誰も使わない飛び込み台もあるし。少し昼寝したあとはアンドレアスと夕食へ、安い食堂で鳥を食べた。明日がコパン行きで早起きでなければもっと話がしたかったが、早めに別れて眠る事とする。アンドレアス、これからも気をつけて。

本日の走行距離     379.8キロ(計20618.6、チェーン引き1目盛り)

出費         35Q  朝食(卵)
           18Q  インターネット代
           23Q  昼食(ハンバーガー)
           48Q  宿代
           83Q  ガス代
           32Q  夕食(鳥)
          21.35Q  水、ジュース、カップ麺
計        260.35Q

宿泊         Hotel Hernandez
インターネット    Tikal Net



2000年3月22日(水) コパン遺跡(The Copan Ruins)

 朝6時過ぎに起き、バスターミナルを7時に出るホンジュラスとの国境行きのバスに乗る。本日の目的地はホンジュラスのコパン遺跡。ホンジュラスといっても国境からほんの50キロほど入ったところ、今日中に遺跡を見て帰ってくるつもりだ。
 国境までの道のりは約2時間強。途中までは舗装された道路だったが、最後の方はガタガタの未舗装路になってつかれた。クーラーなど無いバスなので窓を開けるしかないが、砂埃がひどいのだ。午前9時過ぎにようやく国境に到着。
 この国境はかなりマイナーで、バスの乗客で国境を越えるのは我々だけだった。入国管理事務所も税関も木で出来たほってた小屋のような感じ。ホンジュラス側の入国管理では、遺跡を見て帰るだけなので、入国のスタンプはパスポートではなく小さな紙に押してくれた。帰りはこの紙を見せろという。
 さて、無事に今回の旅で訪問7カ国目となるホンジュラスに入国したが、ここから遺跡までは50キロほどある。地球の歩き方には乗合のピックアップトラックに2ドルほど払えば乗せてくれるとあるが、実際は2人で往復30米ドルを要求された。しかし、拒否しようにも他に交通機関はなく、他に2台いたピックアップトラックに聞いても、みんなで結託して金額を決めているのか、やはり30ドルだという。歩いていく訳にも行かないし、かといってここまで来て帰る訳にも行かない。20ドルで手を打ち、運転手へ支払う。それにしても高いなあ。
 遺跡まではグアテマラ側の未舗装路よりもひどい道。狭くてアップダウンが激しい上に、岩のような石がゴロゴロしている。そこをピックアップの運転手はアグレッシブに飛ばして行く。我々は助手席に座っていたのでまだいいが、途中で拾うほかの客たち(地元民なので我らの20分の1ほどしか払わないが)は後ろの荷台に立ったまま。良くこの揺れに耐えられるなあ。
 そんなこんなで、出発して3時間ほどでようやくコパン遺跡に到着。コパンはティカルと並んで中米のマヤ遺跡を代表する、大規模な遺跡。入場料も一人10米ドルと高いが、ここまできたらそんなこと言っていられない。早速入場し、まずはグレートプラザと呼ばれる広場へ。
 ここにはステラという、歴代の王の顔を彫った石柱が並んでおり、その側面や裏には、その王の在位中に何が起きたかがマヤ文字で彫られている。彫刻はかなり手の込んだもので、今までのマヤ遺跡に見られた質実剛健なイメージより、かなり繊細な感じがした。最高傑作というステラAを見て感動していたら、「レプリカ」という看板が立っていた。本物は隣接している博物館にあるという。しまった、感動して損した。
 次に、きれいに復元された競技場をかすめて「神聖文字の階段」へ。この階段は広場からアクロポリスと呼ばれる神殿へ登るものだが、この高さ30メートル、63段の階段にはコパンの歴史が文章として彫りこまれている。これは数あるマヤ遺跡の中でも最大の文学史科だそうだ。
 階段の下まで行くと、年配の日本人観光客の団体がいた。「マヤ文明のロマンをたどる、中米秘境の旅15日間」みたいなノリのパックツアーだろうが、結構高いだろうなあ。みんな小奇麗な格好で金もってそうだし。
 階段を見終わった後はグルリと遺跡を見て回る。ティカルのように広くなく、歩道などもよく整備されていて回りやすい。腰をひねって変なポースを取っているかわいい虎(ジャガー?)の像や、キン肉マンそっくりの顔が彫られた石柱があったりして楽しかった。予想よりも早く、2時間ほどで一通りを見てしまった。こうしてみると、ティカルってバカでかかったなあ。
 カフェテリアで昼食を食べ、ピックアップの運転手が迎えに来るまでにはまだ時間があったので、隣接する「彫刻博物館」へ。ここにはステラAの本物や、「アルターQ」と呼ばれる石碑の本物が展示してある。入場料として別に5ドル必要なのがくやしいが、やはり本物は見たいのだ。
 あまり期待しないで入ったが、新しくてきれいな館内にはコパン遺跡から持ってきた、保存状態のいい石碑やレリーフなどが整然と並んでおり、目を見張る。特に我々が心を奪われたのは「アルターQ」。このテーブル大の石碑の周囲4面にはコパン王朝の全16代の王の肖像が4人ずつ彫られており、正面には初代の王「ケツアール・マカウ」が最後の王「日の出王」にバトンを渡している姿が。この石碑が実はコパン滅亡の謎を秘めているのでは、という見方があるのだ。コパンは西暦800年ごろに突如として歴史の舞台から消えるが、この石碑はまるで16代で王朝が終わるのを予定していたかのように作られているのだ。16代目の「日の王」は自ら退位し、コパンの歴史に幕を降ろしたのではないか、という仮説の根拠ともなっている。こうゆう謎がからむと、とたんにこの石碑が魅力的に見えるなあ。遺跡のほうにもレプリカがあったが、心なしか本物の方が彫りが深い気がする。
 博物館を見終わって表に出ると、少し早めだがピックアップが迎えに来ていた。前金で渡していたのでちゃんと迎えに来るか心配だったが、よかったよかった。行きと同様、凸凹道を猛スピードで飛ばし、国境へ。ホンジュラス側のイミグレでは朝もらった紙を返し、グアテマラには顔パスで入国。午後2時半に国境からチキムラに向けて出発するバスに間に合い、行きより空いていたので寝て帰る。
 午後5時前にチキムラ着。強行軍だったなあ。未舗装路を走るバスのために全身が砂埃まみれなので、まずはホテルのプールへ。と思ったら、アンドレアスがまだいる。両替したり朝食を食べている間に時間が遅くなったので、今日の出発は見送ったらしい。
 プールの後はアンドレアスと夕食へ。中米の料理はもう飽きたと彼がいうので、ピザを食べた。その後は彼の部屋でワインを飲んだ。アンドレアスはドイツ人だが、ビールよりワイン党らしい。彼もやっぱりアンティグアを目指すという。何だ、まだまだ会えるじゃん。




本日の走行距離         0キロ(計20618.6キロ)

出費         32Q  バス代
           40Q  グアテマラ出国税
            2U$ ホンジュラス入国税
           20U$ 国境〜遺跡ピックアップ往復
           30U$ 遺跡、博物館入場料
           78L  昼食
         12.40Q  ジュース、ビール
           35Q  チェーンオイル
         62.25Q  夕食(ピザ)
計        181.65Q
          52US$
          78L(1米ドル=15レンピーラ)

宿泊        Hotel Hernandez

「久美子の言わせて!」
 コパン遺跡を見学。グアテマラからホンジュラスへの国境越え。朝早く起きてバスに乗る。このバスって奴がオンボロで、後ろが空いているのに前の方の席にむりむり3人掛けするし、途中ぎゅうっとおされたが、なんとか国境に到着。手続きは簡単だったけど、ホンジュラスへ入ってからが大問題。地空の歩き方にはピックアップ・バンで約30分(US$2)と書いてあったが、とんでもない!往復でひとり$20だと言いやがる。「なぬー!」と怒ったけど、どこも同じような値段、近くにいたかぼそいおばあちゃんに「バスはないのかい?」と聞くと「ないよ」といわれたので、なんとか交渉して値切る。でもVIP料金は払わされた。くやしいなぁ。やっとこさコパンに到着。コパンでの目玉は「アルターQ」と、行く前から決めていた。いろんなステラや遺跡を見た後、「アルターQ」発見!近くへ行ってよーく見てみると、なんとレプリカだった。今日2度目の「なぬー!」を発した。あほちん。まっでもしょうがないか、とあきらめていたら太っ腹なカズヒロ君「金払って本物見に行くぞー」ということでめでたく本物をGET!やっぱりなんか全然違う!っと思う。気のせいかな?コパン遺跡もお勧めのひとつにはいったな。