2000年3月11日(土) コスメル島上陸(The Cozumel Island)
プエルト・モレーロスからコスメル島へ渡るフェリーは一日3便あるが、一番早いのは午前5時に港を出るという。早く島へは行きたいが、それでは早すぎるので次の午前10時発の便を選択、それでも午前6時半に起きてプラヤ・デル・カルメンを出る。 プエルト・モレーロスの港へ戻り、チケット売り場でフェリーのチケットを買う。しかし、それからの段取りがよくわからない。とりあえず待てといわれたのでしばらく待つ。するとまわりのオヤジたちが動き出したので、バイクに乗ってフェリーの接岸している桟橋へ。思った通りバイクの積みこみは一番最後、はじめに大型のトレーラーが何台もフェリーに入り、その後普通のトラックが、そしてコスメルで売れたと思われる新車の乗用車が1台入った。なんだ、観光客はうちらだけじゃん。最後の最後で来いといわれたのでバイクを入れると、ちゃんとバイク用の場所を確保してくれてロープも用意してあった。手際良いなあ、バハ半島から本土へ渡ったフェリーとは大違いだ。 コスメル島までは2時間半ほどの短い船旅。船の中には土産物屋や両替屋、レストランなどがあるが、どこも営業していなく、とてもガランとしていた。することもないので寝ながら着くのを待つ。 昼過ぎに待望のコスメル島に到着。しかし、天気が悪い。もう雨季のはじまりだろうか、雨雲が空を覆い、ときおりポツンポツンと落ちてくる。とりあえず島で唯一の町、サンミゲル・デ・コスメルへ。安宿を探すが、予想通り駐車場つきのところなどない。少々段差があるが、フロントの奥にバイクを入れさせてくれると言うホテルにチェックイン。部屋もかなり広いし、値段もコスメルの中では安い方だろう。 天候は回復しそうにないので、今日は町をブラつくこととする。コスメルもカンクンと同じく一大リゾート地というので、それは賑わっているだろうと思ったが、結構閑散としていてさみしい感じだ。インターネット屋は4、5軒発見したが、どこも自分のパソコンの接続はダメだという。理由を聞いても、なんでも、というのが多い。よくパソコンのことをわからないで店番をしている人が多いのだ。しかも、料金が高い。この島でのネット接続は苦労しそうだ。 夜はケンタッキーで食べる。あまり安い食堂がないのと、あっても市場周辺なので終わるのが早いのだ。そして小さな島だが、なぜかバイクが多い。レンタル用のスクーターはわかるが、ハーレーやスーパーテネレ、DR350などが走っている。何でだろう。 その後ホテルへ帰り、朝が早かったので早めに寝る。明日は晴れればいいが。 本日の走行距離 45.7キロ(計19320.8キロ) 出費 170N$ フェリー代 180N$ 宿代 52N$ 昼食(食堂で定食) 63N$ 夕食(ケンタッキー) 7N$ 水 計 472N$ 宿泊 Hotel Saolima 「久美子の言わせて!」 カーフェリーで島へ渡ったんだけど、乗客で観光客は私達しかいなかった。あとは従業員と働くおじさんで珍しがられた。でも朝早かったので(6:30起き)甲板と廊下でぐうぐう熟睡してしまった。こんなところで眠れる女の子で良かったと思った。まわりのおっちゃんはじろじろ見てたけど眠いもんはねむいんじゃーとひたすら熟睡。あっという間に島に着いちゃった。帰りも寝るぞー! |
残念だが、今朝も天気が悪い。朝食を市場の食堂で食べたあと、昨日は閉まっていたソカロ近くの大型のインターネット屋で聞いて見ると、料金は30分45ペソとバカ高いが、接続してもいいという。早速ホテルからバイオを持ってきてLAN接続する。高いだけあって、回線の速度も速かった。 午後から若干天候が回復したので、バイクに乗ってエル・セデゥラル遺跡へ。遺跡と言うからそれなりかと思ったら、小さな石の小屋があるだけだった。すぐに引き上げ、途中にあったビーチでシュノーケルを試す。何の変哲もない静かなところで、まわりは地元民ばかりだったが、十数種類の魚が見られた。足が着くくらいの深さから岩場になっており、ウニや色鮮やかな小魚が集まっているのだ。ちょっと試すつもりが結局2時間位、休憩と潜りを繰り返した。天候が良ければ明日、きれいなスポットがあるという海洋公園へ行くが、名も無いビーチでこんなにきれいなのだから期待がふくらむ。 長時間潜ったせいか疲れているので、市場で夕食を食べた後は近くの地元民向けのバーでビールを一杯飲んでホテルで静かに過ごす。明日も思い残すことなく潜るぞ。 本日の走行距離 44.8キロ(計19365.6キロ) 出費 46N$ 朝食(卵) 180N$ 宿代 45N$ インターネット代 53.5N$ 夕食(定食) 62.8N$ パン、御菓子、ボディシャンプー 30N$ ビール 22N$ アイス 計 439.3N$ 宿泊 Hotel Saolima インターネットカフェ Coffee Net(1時間90ペソ、LAN接続可能) 「久美子の言わせて!」 やっとコスメルの海に潜り、といってもシュノーケリングをして、お魚をたくさん見て満足しホテルへ戻ってきた。カズがホテル前に駐車しようとしたら、先に車に停められてしまって、もたもたしていた。バックするのもめんどくさい、一周町を周って来るという。ここも一方通行が多く一周するのに結構時間がかかる。ここでUターンすればいいじゃん、といつもの強気に発言。カズはぶつぶつ文句を言いながら、Uターンをし、ホテル内へ駐車。やればできるんじゃん、とデビル久美子がつぶやく。荷物を持って部屋へ入って、シャワーでも浴びようかと言ってたら、きききぃーーどんっ、がっしゃあーん、と西部警察ばりの音が聞こえた。中途半端に脱いだ水着姿でふたりは走って事故現場へ。地元の野次馬も沢山見に来ていた。交差点でワーゲンビートルと小型のトラックがぶつかっていた。ビートルには若い女の人が乗っていて、電話で連絡をとっていた。トラックにはおっさんが乗っていたが、ぶつかった衝撃がひどかったようで道の端っこでひっくり返って頭をおさえていた。事故マニアのカズはカメラを持ってくれば良かった、と嘆いていたが、取りに帰るのはめんどくさいようだ。そんなことよりさっきの事を思い出し、さっき遠回りしていたら事故に遭ってたかもしれないよ!私のおかげだ、といったら「私が命の恩人だ!って言うんだろー」とカズは返してきた。別にいいけど、カズはほんとに運のない奴だからあの事故に巻き込まれていたかも…。あぶないあぶない。今日はカズのために運を少し使ってしまった。感謝の気持ちのない奴だなぁ!おぼえてろ〜。今に天罰が…。 |
朝起きたら、雷鳴とどろく土砂降りの雨だった。なんでやねん、とふて寝する。11時ごろ、2度目に起きたら、まだ空は雲に覆われていたが雨は上がっていた。きっと明日まで待っても天気は同じだろう、予定どおりチャンカナブ公園へ行くことにする。 チャンカナブ公園はシュノーケルやスキューバなどに適したダイビングスポットの多い海洋公園で、追加料金でイルカと泳ぐ事もできる(メチャ高いが)。入場料金も一人65ペソと、観光客相手の施設としては割安。ホテルからバイクで15分ほどの距離だが、水着とサンダルでDRを運転したらエンジンの熱で足が熱くなり、シフトチェンジで足の甲が痛くなった。 到着したのは午後12時ごろ、軽い朝食しか食べていなかったので、まずはレストランで腹ごしらえ。そして砂浜に陣地を確保し、いざ海へ。この公園に面している海は基本的に岩場で、階段になっているところから海に降りるといきなり足の着かない深さになる。ちょっと恐いが、そのかわり色んな種類の魚が集まっており、海の透明度といい、いやあ絶景。魚の大きさも昨日の海よりかなり大きい。写真が撮れないのがじつに残念。 はじめは自分のシュノーケルだけでやっていたが、それだと1セットしかないので二人同時にできない。レンタルもさほど高くなかったのでもう1セット借り、二人で潜る。ときおりエサを与えるダイバーがいて、その度にものすごい数の魚が集まる。岸から20メートル、深さ4、5メートルの方までいくと底が砂地になっており、遺跡のレプリカやイカリなどが沈めてあって目を楽しませる(ちょっとわざとらしいが)。さらに20メートルほど沖合にいくとイカダが浮かんでおり、みんなそこで休憩していた。深い所でのショノーケルというとキューバでの恐怖が思い出されるが、ここは海もキレイでライフガードもしっかりしているから恐くは無かった。結局4時間近くも潜り、久美子は信じてくれなかったが、私は色鮮やかな熱帯魚のほかにタコやヒラメも見る事ができた。天気は午後遅くになって晴れ間がのぞいたが、その時に海の美しさが倍増する。やはり天気は大きい。晴れたら明日も来ようかなあ。チャンカナブ公園、コスメルに来たらぜひどうぞ。お勧めです。 本日の走行距離 19.4キロ(計19385キロ) 出費 130N$ 公園入場料 180N$ 宿代 90N$ 昼食(ハンバーガー、スープ) 60N$ ショノーケルレンタル代 36.75N$ ビール、スナックなど 81N$ 夕食(チキン、トルタス) 4N$ 水 計 581.75N$ 宿泊 Hotel Saolima |
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