昨夜8時から今朝8時まで寝たから、12時間は眠った。しかし昨日の疲れは残っていて、体調は優れない。本来なら今日もマチュピチュに登る予定だったが、天気も良さそうに無い。今日は列車の時間までゆっくりとアグアス・カリエンテスの町で過ごそう。
まずは宿と交渉し、5ソル払う代わりに午後4時まで部屋を使わせてもらう権利を得る。そして向かった先は町外れの温泉。うかつなことにタオルと水着をクスコに忘れてしまったので、入り口でレンタルして入る。
アグアス・カリエンテスの温泉はメインの大きい風呂桶(といっても15メートルほどの大きさのプールだが)が一つに、小さな浴槽がいくつか並んでいる。メインのプールの湯はかなりぬるめだが、のぼせることが無いのでずっと入っていられる。一気に温まって湯冷めするよりはるかにいい。
2時間ほど大きな浴槽と、湯の熱い小さな浴槽を往復し、温泉を後にする。けっこう気持ちが良かった。
その後は宿に戻り、湯冷めをしないように昼寝をする。あれだけ寝たのに、まだ眠れる。昨日はよっぽど疲れたらしい。
クスコ行きの列車は午後4時40分にアグアス・カリエンテスを出る。車両の顔ぶれは往路とあまり変わらなかったが、クスコのホテルで一緒だった木村さんという男性が乗っていた。彼は一日早くクスコを出たが、着いた日をアグアス・カリエンテスでゆっくり過ごし、私と同じ昨日、マチュピチュを見たという。
できれば木村さんと会話を楽しみながらクスコまで揺られたかったが、私はウルバンバ川が形成した「聖なる谷」沿いにある遺跡を見るため、オリャンタイタンボ駅で途中下車した。クスコに来る前、バイクで直接来ようとした山間の小さな村だ。
村には数軒の宿泊施設があったが、適当な安宿にチェックインする。そして夕食を食べたあと、やはり体調が優れないので早めに寝た。やはりクスコに帰った方が良かったかな・・・。
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